クエロ 20F U字ロックを買い換えました

クエロ 20F U字ロックを買い換えました
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年末の仕事納めまであと僅かという昨年のある日、家や自転車の鍵をまとめたキーホルダーを職場に忘れて帰宅する大失態をやらかしました。幸い、カバンにはいつも家の合鍵を入れているので(まあ、いつかはこんな事もあろうかと)、自宅のドアは難なく解錠して無事に入室。

ただし、職場に忘れたキーホルダーにはクエロ 20Fの鍵も付いており、もう自宅には、そっちを解錠できるスペアキーが残っていないことに気づきます・・・。

5年前に購入したパナソニックのU字ロック

気がつけば、解錠キーがひとつしか残っていなかった

うちのクエロ 20Fを盗難から守ってくれているのは、パナソニックの屈強なU字ロック(型番:SAJ080)。ただし、Amazonの注文履歴を確認すると、購入は2016年の2月とあります。5年近くもの長い間、何一つ不具合なく満足に使えていましたが、3本付属する解錠キーのうち、すでに2本を紛失していたことに気づきます。

つまり、職場にキーホルダーを取りに行かないとクエロ 20Fに乗れないし、何より解錠キーはこれが最後の1本なので、失くす前に何か対策をしないとだ!

もしも、屈強なU字ロックが開かなくなると・・・

まず、写真を見ていただければわかりますが、パナソニックのこの屈強なアルミ合金製のU字ロック、付属の解錠キーを全部無くしたら、結構な大ごとになります。

2016年2月から使っていたパナソニックのU字ロック(型番:SAJ080)
2016年2月から使っていたパナソニックのU字ロック(型番:SAJ080)。こいつを破壊するのは、かなり骨の折れる仕事になりそうです。

糸鋸を買ってきて切断しようにも、アルミ合金製のアームは太さが2cmくらいあり、ここを2箇所切らないと鍵は外れません。これには、かなりの労力を費やすことでしょう(だから、安心なんですが)。

また、鍵の専門業者を呼んで何とかしてもらうと、結構なコストがかかりそうです。解錠キーに付いていたシリアルナンバーも控えを無くしてしまったので、パナソニックに連絡して、合鍵を作ってもらうのも難しそうです(※)。

※後日、地下鉄の構内に良くある合鍵や靴の修理で有名な某店で訊いて見たところ、店舗では扱いのない鍵なので、スペアキー作成の納期は4週間、料金は1本4,000円だかと言われました。はいっ?

つまり、これを機に新しいのに買い換えてしまった方が、結局のところ安上がりで無難だと判断したわけです。

ちなみに、自分のクエロ 20Fは前かごを付け(関連記事)、タイヤも太いシュワルベのマラソンに履き替えており(関連記事)、最近はもっぱら高性能なママチャリのごとく、買い物などの普段使いに特化しています。つまりU字ロックが開かなくなると、チョイ乗りできる便利な生活の足を、一時的にでも失うわけですな・・・。

キャプテンスタッグのU字ロックに買い換え

パナソニックと同一のOEM品か?

Amazonの注文履歴から、2016年に購入したパナソニックのU字ロックの商品ページを開きます。そうすると、ページの下にいくつかの関連製品が表示されます。さて、その内のひとつ、キャプテンスタッグ(Captain Stag)のU字ロックが見た目も仕様もパナソニック製のにそっくりです。

なのに、お値段は圧倒的にこちらがお安い、のが衝撃の事実。これはもしや、U字ロックの製造元(ともに中国製です)は一緒で、パナソニックとキャプテンスタッグにOEM供給を行っているだけでは?

そんなスレた消費者の勘ぐりもあり、今回はキャプテンスタッグの方をポチりました。そしていつものごとく、Amazon Primeの翌日配送で家に届きました。何から何まで、つくづくAmazonは便利だ。さすがだよ、GAFA

パナソニックとキャプテンスタッグを比較してみた

それでは、新しいキャプテンスタッグのU字ロックが手元に届いたので、以下、従来使用していたパナソニックのU字ロックと比較を行ってみましょう。

外観、サイズ、重量など

外観は、両製品ともにアルミ合金の本体が黒いシリコンラバーで覆われており、自転車のフレームに傷をつけない仕様。左下に印字された白いロゴの位置まで一緒で、それ以外はほとんど見分けがつきませ。なお、2016年に購入したパナソニックは、外置きでも表面のシリコンラバーがほとんど劣化していないのが素晴らしい。

パナソニックとキャプテンスタッグのU字ロックを比較
パナソニックとキャプテンスタッグのU字ロックを比較。ほぼ同一の外観。

ただし、キャプテンスタッグは、カラーバリエーション(※)にブラック、ブラウン、オレンジ、マスタードの4色が選べるのが嬉しいところ。ブラウンのサドルには、U字ロックもブラウンを合わせて。などのさりげないお洒落使いをしたり、あるいは、目立つオレンジ色で強固なセキュリティをアピールするのも良いかも。

※パナソニックもカラーバリエーションはありますが、ブラック以外に選べるのは、目に突き刺さるようなショッキング・ピンクのみ。どうしてその色にした?(笑)

キャプテンスタッグのU字ロックは、嬉しい4色展開。
キャプテンスタッグのU字ロックは、嬉しい4色展開。

カタログに記載のキャプテンスタッグのU字ロックは、外寸:横132×縦180mm、内寸:横横75×縦127mmです。パナソニックもほぼ同様のサイズ感(ネットで探したが、正確なカタログ値が見つからず)で、試しにやってみたところ、それぞれの製品のアームの差し替えが可能でした。

パナソニックとキャプテンスタッグのUアームを比較
U字アームを比較。左のオイル汚れありがパナソニック。まだ綺麗な右がキャプテンスタッグ。本体に差し込む部分の形状も幅も同一で、それぞれを差し替えても利用が可能でした。

重量を計測してみたところ、パナソニックは357g、キャプテンスタッグは347gと10gほどの差が出ました。もしかしたら製品のサイズに、数ミリ程度の僅かな差異があるのかもしれません。

ディンプルキー×3本付属

解錠キーは両製品ともに、ディンプルキーが3本付属します。ディンプルキーは鍵の溝にえくぼのような穴があり、一般にピッキングや合鍵の作製が難しいと言われます。え?合鍵の作製が難しいって?

今度こそスペアキーを無くさないよう、大切に保管したい

パナソニックとキャプテンスタッグのディンプルキー
左:職場にキーホルダーを忘れて危うく気づいた、パナソニックの解錠キーはこれがラスト1本です。 右:キャプテンスタッグの新しい解錠キー×3本。シリアルナンバーも付属します。

ちなみに、職場に忘れてきたキーホルダーはこんなのです。6本もの鍵が付けられて重宝してますが、そのジャラジャラ感はまさに鍵束の風格。満更ではございません。

さらに蛇足となりますが、キーホルダーを作っているのと同じナイトアイズ社製のマルチツール、骸骨のドゥーヒッキーも付けていたら、職場の人に何ですかこれ???と、要らぬ興味を持たれてしまった・・・。まあ、ある種のファッションです。と、無難に受け流しましたが。

使い方

使い方もまったく共通です。ディンプルキーを本体に差し込み90度回転すると、U字アームが外れて解錠されます。以下、キャプテンスタッグのパッケージ裏の使用説明より。


キャプテンスタッグ U字ロック:使い方

それでは、クエロ 20Fをロックしてみましょう

安定の使い慣れたU字ロック

今までパナソニックのを使っていたので、キャプテンスタッグも何ら変わりはありませんが、自分はクエロ 20FのチェーンステーにU字ロックを差し込み、リアホイールをガッチリとロックしています。しかも今回は、ほぼリピ買いに近い製品が安く見つかって、むしろそれが良かった。

キャプテンスタッグのU字ロックでロックした、クエロ 20Fのチェーンステー
キャプテンスタッグのU字ロックで、チェーンステーとリアホイールをロック。

このタイプのU字ロックの長所と短所

この製品の難点を一つ上げるとすれば、U字アームが短いので、外出時の地球ロックがほぼ不可能なこと。その際は、別途ワイヤーの類を併用するか、もっとアームの長い製品を選んでください。また、アームの内寸が127mmしかないので、自転車に取り付けられる位置もある程度限定されます

長所は、アルミ合金製でアームが短いため、重量がそこそこ軽いこと。また、パナソニックのは5年も使ったのに、表面のシリコンの劣化や、鍵が渋くなるなどの問題がなかったこと。上にも書きましたが、両製品ともシリコンの表皮でU字ロック全体がすっぽり覆われているので、自転車のフレームを傷つけません。

そして何より、この屈強な見てくれが頼もしい。自転車の盗難を試みる不届き者は、通常、手間のかかりそうな鍵付き自転車をスルーします。逆に無施錠の自転車や、簡単に壊せそうな鍵の付いた自転車をターゲットにします。そこは心理戦。犯行のモチベーションを下げさせるのが大事。

もちろん、地球ロックをしていない自転車は、そのまま担いで持ち去れるので、すべてがこの限りではありませんが・・・。

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