tern RIP 購入から1年間のカスタマイズとメンテナンスを総まとめしてみた(前編)

tern RIP 購入から1年間のカスタマイズとメンテナンスを総まとめしてみた(前編)
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2020年の4月にtern RIP 2020年モデルのシルクポリッシュを購入し、早くも1年が経ちました。その間に行ったカスタマイズや整備の履歴をメインに、我が愛機RIPと過ごした一年を振り返る、今回はその前編です。

2020年4月:tern RIP シルクポリッシュ納車

フレームサイズの選択で大いに悩んだ結果・・・

楽天の防犯登録を行ってくれる自転車店でポチった、tern RIP 2020年モデル、色は限定カラーのシルクポリッシュです。

自分は身長170cm、靴を履かない股下が77cmあるので、RIPのフレームサイズは50が適正だったのかもしれませんが、あえて選んだのは、より小柄なフレームサイズの46。長いこと、ブリヂストンのミニベロのクエロ 20F(フレームサイズ 45)に乗っていたせいか、小さめホリゾンタルフレームを完全にコントロールするようなライディングが、癖になっていたんだと思われます・・・。

tern RIP: 2020 限定カラー シルクポリッシュ
tern RIP 2020 限定モデルの「シルクポリッシュ」。フレームサイズは一番小さい46を選択しました。

ただし、tern RIPのサイズ46は、スタンドオーバーハイト(地面からトップチューブの高さ)が703mmしかないので、靴を履いてRIPに跨ると、股下とトップチューブに6cmくらいの隙間が空きます。

対して、サイズ50のRIPは、スタンドオーバーハイトが738mmあるので、股下との隙間は3cmくらいになる計算?やはり、サイズ50を買うべきだったかとの思いに駆られながらも、シートポストやハンドルバーの高さ調整を細かく行い、ポジション出しを行いました。

なかなかしっくりとくるポジションが見つからず、何度も何度も微調整を繰り返したのは、tern RIP乗り出しの良い思い出です。


2020年4月:出荷アクセサリの交換と追加アクセサリの取り付け

とにかくtern RIPは、ペダル、ベル、リアリフレクターの初期装備がダメダメ

上の見出しに書いた通りでありますが、とにかくtern RIPの初期装備品はショボイ・・・。ペダルに関しては、もはや怒りを覚えるレベル。黒いアルミペダルの靴底にかかる凸凹は実にチャチで、雨の日の湿った靴底で坂道を登れば、確実にツルッと足が外れそうな危険なやつ。

下手をすれば、スネをごりっとペダルに擦って、激痛の悲劇に見舞われます。

他、ベルとリアのリフレクターも呆れるほどチープ。100均ダイソーでも買えるレベルの粗悪品がねじ止めされています。この辺りは、RIPのポジション出しを行いながら、同時に総とっかえを行いました。

その他、ライトは標準装備がないので、スマホのマウントやボトルケージなんかと併せて、あらかじめAmazonでポチったパーツあれこれ取り付けました。

tern RIP:2020 Silk Polish 初期のセットアップが完了
初期のセットアップが完了した我がtern RIP 2020 シルクポリッシュ。なかなか、シュッとまとまったでしょ?

2020年4月:いよいよ、念願のテストライドへ

まるで、空を飛ぶかのようなtern RIPの走りに感動!

tern RIPのポジション出しと、オプションパーツの取り付けを一通り済ませ、いよいよその翌日は、早朝の5時に起床して(というより、早くRIPに乗りたくて目が覚めてしまった・・・)、15kmのテストライドに出かけてまいりました。自宅から、隣の流山市の某所にあるTXのお洒落な駅まで。

15kmといえば、ミニベロのクエロ 20Fでは、そこそこのしんどさを感じる距離でありますが、tern RIPなら、まるで空を飛んで目的地に到達し、そして、トンボ帰りをしてくる程度の距離感。いや、ここまで違うものかと感心をいたしました。650Cのtern RIP、最高!!!などと、初日の気分は否応なしに上がりまくりです。

tern RIP:2020 Silk Polish テストライドを終えて
うちの隣の市にあるおおたかの森S・Cまでひとっ走りして来ました。いや、tern RIPは最高。

概ね良好な乗り味ながらも、バカ効きブレーキにだけは辟易する・・・

ただし、ひとつだけ感じた難点は、tern RIPは前後のキャリパーブレーキが、「バカ」が付くほど効きすぎること。これには、後々まで悩まされ、ある日ついにフロントがロックしてRIPが見事にジャックナイフ。サドルを地面に強打し、オジャンにしてしまったことは、後述いたします。

まあ、他にもいろいろと初日のインプレを書き綴った記事は、こちら。


2020年4月:乗り出しから約10日で黒スポークの塗装が早速剥がれる・・・

塗装剥げが心配 tern RIPの黒スポーク

タイトルの通りです。tern RIPの純正アルミホイール(リムハイト 41mm/セミディープ)は、リム部分がマットな黒、スポーク部分が艶ありのグロッシーな黒で塗装されています。

このクロスポークですがパッと見の印象からして、何かの拍子でどこかへ擦れると、すぐに塗装が剥げそうな頼りなさを感じていました。で、案の定、乗り出しから約10日で、フロントスポークの1本のシルバーの地金が2cmくらいむき出しに。特に、どこかへ擦ってしまった記憶もないのですが、しかしこれは目立つ・・・。

ソフト99のタッチアップペンが、黒スポークの補修に大活躍

で、早速、近所のホームセンターへ出向き、ソフト99の黒いタッチアップペン(カー用品です)を買ってきて、塗装の剥げた部分を補修しました。その後もちょいちょい、RIPの黒スポークは細かな塗装剥げを繰り返すので、ソフト99のタッチアップペンは頻繁に活用されることに。

tern RIP:2020 Silk Polish 早速、黒スポークに塗装剥げが・・・
ソフト99のタッチアップペンで修復した、クロスポークの塗装剥げ。この後、タッチアップペンは大活躍することとなります。

2020年4月:ハンドルバーバッグを取り付ける

上着のいらない季節になったので、ハンドルバーバッグに小物を収納

tern RIP:2020 Silk Polish ROCKBROSのハンドルバーバッグの取付け
ROCKBROSのハンドルバーバッグを取付けました。お値段もお手頃で、必要な小物類が過不足なく収納できます。

さて、4月も後半となり、tern RIPに乗るのに上着のいらない暖かな季節となりました。しかし、上着いらずは身軽な反面、両ポケットの結構な収納スペースが無くなることに気づきます。財布とかスマホ、ハンカチや鍵などなど。

というわけで、RIPにROCKBROSのハンドルバーバッグを取り付けました。素材は防水の布製、容量5Lのサイズです。tern RIPとのデザインの相性も良く、今でも愛用を続けています。

バッグの中身は、ワイヤー錠、携帯用のアーレンキー、モバイルバッテリー、財布なんかを常時入れて走っています。


2020年5月:交換チューブの模索を開始

650C/リムハイト41mmのセミディープリム・ホイール対応の交換チューブとは?

tern RIPに採用されているホイールは、700Cより一回り小さい650Cというマイナー規格(※)。さらに、リムハイトが41mmのセミディープ仕様も相まり、チューブ径が650C、かつバルブ長が60mm程度の交換チューブが簡単に手に入るのか?という不安にかられ始めます。

※フレームサイズ54のRIPは、700Cサイズのホイールを採用。

tern RIP乗り出しから翌月の5月ともなると、初期の興奮も冷めてパンク対応なんかが冷静に気になり始めます。そこで、いつものAmazonでパーツ徘徊を開始。ドイツのコンチネンタル製で、バルブ長が60mmの650Cの交換チューブを発見。いつ起こるとも分からないパンクにそなえ、こいつを購入いたしました。

tern RIP:2020 Silk Polish Amazonで見つけたContinental Race 26 (650C)
Amazonで購入したContinental Race 26 (650C) バルブ長60mmのタイプが、tern RIPの純正ホイールにドンピシャ。

なお、これに先立ち、早まって購入してしまったパナレーサーでは、バルブ長が48mmと短く、RIPのホイールには使い物にならなかったのはご愛嬌(笑)というものです。


2020年5月:フレームプロテクターでトップチューブを保護

とにかく、キックスタンドを使いたくなかった(笑)

tern RIPに乗り出してからしばらくの間、そのレーシーな見てくれを死守すべく、キックスタンドだけは絶対に取り付けたくありませんでした(苦笑)。しかしながら、いざ、キックスタンドを持たない自転車を運用するとなると、必然的に外出先の壁や、街路樹、あるいはポールなどの支柱の類へフレームを立てかける駐輪スタイルがメインとなります。

tern RIP:2020 Silk Polish トップチューブに傷の付く立てかけ駐輪
このような立てかけ駐輪が、結構な小傷のもとになるのです。

バイクラックなどという気の利いたものは、そうあちこちにあるものではないので・・・。

そして、この立てかけ駐輪。なかなかに適当な場所を見つけるのも難しく、また、RIPのトップチューブに結構な小傷が付くという問題も避けられません。というわけで、透明なステッカー状のフレームプロテクターをAmazonで購入し、愛車tern RIPの美しいフレームを保護しようという試みを行った回です。

tern RIP:2020 Silk Polish  BIKESKIN BBBフレームプロテクター
Amazonで購入したBIKESKINのBBBフレームプロテクター。フレームに貼り付ける透明の保護シートです。

まあ、立てかけ駐輪はそもそも、ふとした拍子(予期せぬ突風が吹いたとか)でRIPのバランスが崩れてコカし、要らぬ小傷を増やすリスキーな駐輪スタイルであることには変わりはないのですが・・・。


2020年5月:フロント/リアホイールの不具合を解消

フロントホイールが発する不穏な振動、からのチューブがバーストする

5月も半ばに差し掛かる頃、愛機tern RIPの走行時にフロントホイールから、やや不穏な振動を感じるようになりました。どうもホイールのバルブ位置が地面に接地するたびに、ハンドルバーに「コクン・コクン」といった規則的な振動が伝わります。

改めて、フロントタイヤのバルブ付近を観察してみると、チューブがしっかりとタイヤ内部に収まっておらず、タイヤがリムから2mmくらい浮いていました。交換チューブを探した時に、フロントホイールからタイヤを外して、中に入っている初期チューブ(ケンダ 650x25C)の仕様を確認したので、その後の組み付けが甘かったのだと思います。

tern RIP:2020 Silk Polish フロントタイヤの組み付けが不完全
写真左:バルブ後方のタイヤがリムに収まりきらずに浮いています。 写真右:こちらが正常な状態。

タイヤレバーをバルブ位置の両側からリムに差し込み、エアを抜いたチューブをしっかりとタイヤ内部に入れ、この時は問題解決となりましたが・・・。

しかし残念ながら、ブログには書いていませんでしたが、この初期チューブは数ヶ月後、ポンプでエアを注入している時にバルブの真横がバーストしてしまいました・・・。最初に受けたダメージが、徐々に進行してしまった結果かと思われます。

以降、チューブをタイヤとホイールに組み込む際には、特にバルブ付近がタイヤ内にきっちり収まっているか、細心の注意を持って確認をしています。

リアホイールのリムにも小さな塗装ハゲが・・・

それと同時に、リアホイールのリムにも3〜4mm大の塗装剥げを発見しました。RIPの走行時に、小石でも跳ねたのでしょうか?

幸い、小さな傷なので、前述したソフト99のタッチアップペンのマットブラックを購入。簡単に補修が行え、見栄えも塗装が剥げる前となんら変わりなく、満足な仕上がりであったことを付け加えておきます。

tern RIP:2020 Silk Polish リアホイールの小傷もタッチアップで修復
リアホイールのリムにも小さな塗装剥げを発見。ただし、この程度であれば、大活躍のソフト99で難なく補修が可能です。

しかしながら、黒塗装のホイールは、あれこれと手間がかかるのもまた事実・・・。


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