【スポーツバイクのメンテナンス】どんだけあるんだ?出番の少ない工具をランキング

一用途につき一工具、スポーツバイクのメンテナンスを本気で始めると、個人の利用では全くもって出番の少ない専用工具が山ほどあるのを知り、そして、気が遠くなります

何か新たなジャンルに挑戦するたびに、別の新しい専用工具が必要となります。つまり、自転車の専用工具の多くは、それほど汎用性の低いものばかり・・・。決して別の工具で代用もできません

今日はそんな、 自分が一年に一度使うか使わないかの工具から、買ったきり3回しか使っていない工具まで、極めて使用頻度の低いツールの数々をご紹介いたします。

また、本ランキングの順位を決めるにあたり、「作業の取っ付きにくさ」も目安に入れて、考えてみました。

前編:【自転車メンテ】出番の多い工具をランキングは、こちら。

6位:ケーブルカッター

ケーブルカッターの刃の後ろには、ケーブルを潰してしまわないようストッパーが付いています(写真右 丸囲み部分)。ストッパーを解除すれば、細いブレーキワイヤーも切断できます。
ケーブルカッターの刃の後ろには、アウターケーブルを潰してしまわないようストッパーが付いています(写真右 丸囲み部分)。ストッパーを解除すれば、細いブレーキワイヤーも切断できます。

自転車のブレーキケーブルは、メッシュ状に編まれた金属のチューブの外側を、ナイロン素材のチューブで覆った二重構造になっています。これをアウターケーブルと呼び、さらにその内部に一本の細いブレーキワイヤーを通して、初めてブレーキが機能します。

アウターケーブルを切断するには、専用のケーブルカッターが必要です。もし、ペンチやニッパーで無理やり切断を行うと、内側の金属のチューブの断面がひしゃげてしまい、最悪、ブレーキワイヤーを通せなくなります

ブレーキアウターケーブル、ワイヤー交換の目安は、だいたい一年ごとに行うのが理想とされているため、スボラをしなければワイヤーカッターの出番も一年ごとにやって来ます。そう考えれば、ケーブルカッターの出番は決して少なくないとも考えられます。

あくまでも次から紹介する、初心者にはちとディープな工具の数々に比べれば・・・。

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5位:スプロケット外し

2本1組で使うスプロケット外し。片方のレンチの先端には、短いチェーンが取り付けてあるのが特徴。
2本1組で使うスプロケット外し。片方のレンチの先端には、短いチェーンが取り付けてあるのが特徴。

リアホイールのスプロケットを外すには、「スプロケット外し(または、スプロケット戻し、フリーホイールリムーバーなど、製品によって呼び名はまちまち)」という専用の工具が必要です。スプロケット外しは、2本で1セットのレンチの組み合わせで、片方の先端には短いチェーンが付いています。

この短いチェーンをスプロケットにかけて空回りしないように押さえ込み、もう一本のレンチでロックリングを緩めて、スプロケットをホイールから外します。

そもそも、なんでスプロケットを外そうと考えたかを思い出せば、クエロ 20Fに乗り始めて3〜4年が経った頃、スプロケットの内側にある透明なプラスチックの円盤(スポークプロテクター)が劣化して、パキパキと割れ始めたからです。

いざ、そのボロボロになったプラスチックの円盤を取っ払おうと考えると、いったん、スプロケットをホイールから取り外さなければなりません。円盤はスプロケットとスポークの間に挟まれているので・・・。そんなしょうもない理由から、スプロケット外しの購入に至りました。

まだ新品のスポークプロテクター。自転車を屋外保管していると、3〜4年で劣化してボロボロになります。そもそも、クエロ 20Fのスポークプロテクターを取り外す目的で、スプロケット外しを購入しました。
まだ新品のスポークプロテクター(透明なプラスチックの円盤)。自転車を屋外保管していると、2〜3年で劣化してボロボロになります。そもそも、クエロ 20Fのスポークプロテクターを取り外す目的で、スプロケット外しを購入しました。

ただし、この買い物には利点もありました。スプロケットを自分で外せれば、パーツクリーナーを用いて徹底した分解洗浄が行えます。要は、オーナーの心がけ次第で、活躍もすれば宝の持ち腐れにもなるのが、このスプロケット外しという工具です。

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関連記事を書きました。スプロケット外しは、このように使います。
関連記事を書きました。スプロケット外しは、このように使います。

2020年6月23日 関連記事追加:クエロ 20F チェーンとトランスミッションを分解洗浄

4位:チェーンカッター

チェーンカッター:付属のアーレンキーを回して、挟んだチェーンのピンをゆっくりと押し出します。切断したチェーンが不意に跳ねないよう、針金のストッパーをチェーンにかけて作業を行います。
チェーンカッター:写真のタイプは、付属のアーレンキーを回して、挟んだチェーンのピンをゆっくりと押し出します。切断したチェーンが不意に跳ねないよう、針金のストッパーをチェーンにかけて作業を行います。

古いチェーンを切ったり、新品のチェーンの両端を繋いだりするのに使います。正確には切ると言うより、極細なクランプの先端でチェーンを繋ぐピンを押し出したり、差し込んだりを行います。

完成車を購入した場合、後から自分でチェーンの交換を行うためには、チェーンカッターを用いた作業がマストとなります

また、チェーンを構成する各コマの外側ですが、意外に薄くて華奢な金属の板(ガイドプレート)であるため、チェーンカッターで切断を行う際は、慎重かつ正確な作業が求められます。うっかりガイドプレートを曲げてしまうと、本来必要なコマ数が足りなくなり、一本のチェーンがまるごとお釈迦、などという事態も起こり得ます。

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3位:コッタレスクランク抜き(リムーバー)

コッタレスクランク外し:写真の右側部分をクランクの付け根にねじ込み、手前をスパナで回します。
コッタレスクランク外し:写真の右側部分をクランクの付け根にねじ込み、手前をスパナで回します。

少し古い規格の、コッタレスクランク(※)をBB(ボトムブラケット)の回転軸から取り外すのに使います。具体的には、クランクのキャップを外してリムーバーをねじ込み、その後、モンキーレンチでもってリムーバーを回すと、クランクセットがゆっくり外側に押し出されて外れます。

これがまた、まあまな力の要るハイトルク作業だったりします。なお、作業を行いやすくするため、事前に「ペダルレンチ」という工具を使い、ペダルをクランクから外しておきます。ペダルレンチに関しては、追って解説をいたします。

なんでまた、クランクを外す必要があるのか?それは、単純にクランクを交換したり、磨り減ったチェーンリング(クランクの付け根にある大きな歯車)を交換したり、クランクセットを分解して清掃するためです。

要はクランクを外すためだけに、このような専用工具が存在するわけですが、最近は8mmのアーレンキーで着脱できるクランクが主流になりつつあり、もはや、過ぎ去った過去の規格と言わざるを得ません。

コッタレスクランク抜きの登場回数もまた、オーナーの自転車に乗る頻度や、マメにメンテナンスを行っているかどうかで大きく変動いたします。

※クランクは、ペダルを漕ぐと回転する「棒」のこと。BB(ボトムブラケット=クランクの付け根)の回転軸に、圧入して取り付けられています。コッタレスは、その取り付け方の名称です。

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2位:ペグスパナ

ペグスパナ:写真左の小さな爪をチェーリングのボルトにかけ、反対側から差し込んだアーレンキーを回して使用します。
ペグスパナ:写真左の小さな爪をチェーリングのボルトにかけ、反対側から差し込んだアーレンキーを回して使用します。

チェーンリングナットレンチ(長い)などとも呼ばれます。もしかして「ペグスパナ」は、シマノの商標か?

やっと苦労してフレームから外したクランクセット。さらに、クランクセットにボルト止めされたチェーンリングを外そうと考えると、またもやこんな別工具の小さなスパナが必要となります。どんだけあるんだ自転車工具???

ペグスパナの使い方は、チェーンリングのボルトにペグスパナの爪をかけて固定して、反対側からアーレンキーで開け締めを行います。なんなら、両側から2本のアーレンキーを使えば良さそうにも思えますが、それは浅はかな素人考えというものなのか?

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1位:ペダルレンチ

左:ペダルレンチの持ち手は長く、写真のは26cmもあります。左:こんな風にペダルの付け根にかけて使います。
左:ペダルレンチの持ち手は長く、写真のは26cmもあります。右:こんな風にペダルの付け根にかけて使います。

出番の少ない工具のランキング、堂々の一位に輝くのがペダルレンチです。

その名が示す通り、ペダルの着脱のみを行うスパナのような工具です。クランクに固くねじ込まれたペダルのネジ部分をハイトルクで回せるよう、持ち手が非常に長いのが特徴。つまり、テコの原理です。

自転車のペダルのネジは曲者で、その幅は15mmというイレギュラーな規格を採用しています。おそらく、ホームセンターで探しても、15mmのスパナは見つからないはず。14mmのスパナの上は、一段飛ばして17mmのスパナを目にすることでしょう。まさか、自転車業界の陰謀、工業規格の闇か?

tern RIPから取り外したペダル。組み立てた自転車店が手を抜いたのか、ネジ部にグリスが塗っていなかったため、外すのに馬鹿力が要りました。レンチをかけるネジ部の幅は15mmと自転車特有の規格。
tern RIPから取り外したペダル。組み立てた自転車店が手を抜いたのか、ネジ山にグリスが塗っていなかったため、外すのに馬鹿力が要りました。レンチをかけるシャフトネジの幅は15mmと自転車特有の規格。

では、マルチなサイズのボルト・ナットに対応できる、モンキーレンチではダメなの?といった、素朴な疑問の声が聞こえてまいりますが、ペダルレンチは結構な持ち手の長さがあるため、これに匹敵するモンキーを探したら、えらく馬鹿デカくて重たいのが必要となります。

車の修理でもするんですか~?

きっと今度は、そんな突っ込みが聞こえてきそうです。

ちなみに、自分がこれまでにペダルレンチを使ったのは、クエロ 20Fのペダルを交換した時、クランクセットを分解した時、RIPのペダルの交換した時と、たったの3回だけです

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