まだ5月の後半の入り口ですが、ついこないだまでの蒸し暑いくらいの天候がウソのように一転。今週は、月曜日から1週間の天気予報が、見事に雨マーク一色に変わり、突然の肌寒さが舞い戻ってまいりました。
こんな時には、室内で自転車のメンテでもしているのが得策。ステイホームに徹します。数日前から続いているRIPのフロントタイヤのちょっとした不具合の解消と、黒いリアのセミディープリム・ホイールについた小傷のタッチアップを行ってみましょう。
フロントホイールに「コクン・コクン」という不穏な振動が!
ナイトライドで気づいたフロントホイールの異変
天候さえ良ければ、仕事が終わって帰宅して、夕食を食べたらRIPでナイトライドに出かけるのが、ここ最近の習慣としてすっかりと定着していました。
ところで、1週間ほど前から、RIPの走行時にフロントホイールが縦ブレを起こしているような、「コクン・コクン」というわずかな振動をハンドルバーに感じます。スピードを上げるほど、「コクン・コクン」の間隔は「コクコクコクっ!」と短くなり、これはいささか穏やかではない。
以前、RIPの交換チューブを調べるために前輪をバラしたので(関連記事)、元に戻す時の組み付けが悪かったのか?タイヤの一部、おそらくバルブのあたりが盛り上がっているものと見当をつけました。
案の定、バルブ付近のタイヤとリムにわずかな隙間が
とりあえず、RIPのフロントホイールは外さずに、まずはバルブがある辺りのタイアとリムを観察します。案の定、中のチューブの納まりが悪いようで、タイヤとリムの間に2〜3mmくらいのわずかな隙間が確認できます。走行時に感じるけっこうな振動の原因は、間違いなくこれでしょう。つまり、フロントホイールがごく数ミリではありますが、真円でなくなっているからです。
タイヤレバーを差し込み、チューブの状態を確認
試しに、タイヤの空気を半分くらい抜き、バルブの両側からタイヤレバーを差し込んで見ました。すると、この部分だけ、中のチューブが完全にタイヤに収まりきっていないのを確認。思った通り、原因はこれでした。(ちなみにパナレーサーのタイヤレバーは、スポークにかける小さな爪があり、こうした作業を行うにも何気に使い勝手が良い。)
さて結局、もう少し空気を抜き、仏式バルブの先端を指先で何度か押して、チューブをタイヤの中へ完全に押し込みました。そして、バルブの反対側のタイヤを手で掴むように押さえ、フロアポンプで空気をゆっくりと再注入。今回はわざわざタイヤを外さずとも、作業はこれだけで済みました。
では、気になる仕上がりを見てみましょう。下にある写真の通り、無事、バルブ後方のタイヤの盛り上がりがなくなりました。やはり、前回タイヤを外した後の組み付けが悪かったのでしょう。試しに外を1kmほど走って来ましたが、この投稿の懸案事項だった不穏な振動もなくなり、RIPの路面を滑るような走りが完全に復活!一件落着です。
ちなみにですが、前輪に不穏な振動を感じつつも、すでに30km近くを走行してしまったので、リム打ちでチューブに穴が開いたり、リムが変形(振動を受けるたびにハンマーで弱く叩いているようなものなので)しなくて何よりだった。というのが、今回のオチ。
ついでに、リアホイールの塗装剥げもタッチアップする
以前、RIPのフロントホイールの黒スポークに塗装剥げを発見。ソフト99のタッチアップペンを使い、補修を行う記事を書きました(関連記事)。
そして今度は、走行中に小石でも跳ねたのか?リアホイールのリム部分に小さな塗装剥げがある・・・。RIPのホイールは、塗装がちょっと凝っていて、スポークがツヤのある黒、リム部分がツヤ消しの黒で塗り分けられています。
前回、スポークの剥げを補修するタッチアップペンを、ホームセンターで買って来ましたが、ツヤ消し黒(品名:X-1 つや消し黒)は店頭になかったので、Amazonでポチっておきました。
なお、以前の黒スポークのタッチアップの投稿にも書きましたが(関連記事)、ソフト99の「タッチアップペン」とは名ばかり。実態はマニュキュアボトル構造の容器に入った塗料であるため、くれぐれもキャップを下に向けて開けないこと。
床に塗料がこぼれます・・・。
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